辞典で暇つぶし

辞典と図鑑が大好きです。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

〔動物・植物の難読漢字〕vol.02

前回は植物の難読漢字をいくつか紹介したが今回は動物の難読漢字を紹介しよう。☆☆☆☆☆【大蛇】 読み方は〔おろち〕。 〔だいじゃ〕〔おおへび〕と読んでも間違いではない。難読漢字の中では序の口。 一般的には【八俣の大蛇】で知られた語であるが、【虵】【…

〔beetleとwasp〕

『Wikipedia』の英語版などで○○beetleと付いていれば甲虫類を指している。海外の昆虫を調べていて、『Wikipedia』の英語版を引いて自動翻訳の日本語訳を読むと、[beetle]の部分がほぼ全て[カブトムシ]と訳されている。これは非常に気持ちが悪い。例えば、ク…

〔広辞苑で遊ぶ〕vol.04

昆虫オタクである事は既にカミングアウトしてある(笑)私なので、広辞苑で遊ぶ時にも昆虫の名前を引く場合が多くなる。以下はその時の結果。 思い付きなので並び順はランダム。 解説文の中に出てくる種名の末尾にある○印は小項目あり、×は無し。☆☆☆☆☆かみきり…

〔料理名・食材名のカタカナ語〕

近年、料理名・食材名にはカタカナ語が氾濫している。フランス料理が流行ればフランス語、イタリア料理が流行ればイタリア語、韓国料理が流行れば韓国語が各々カタカナでどんどん増えていく。試しに昨年(2021年)10~12月にTV放映されたバラエティー番組の…

〔動物・植物の難読漢字〕vol.01

TVのクイズ番組にありがちな動物・植物の難読漢字を紹介していく。☆☆☆☆☆【茱萸】 日常生活で使う漢字ではない。普通の人は(私も含め)前もって勉強していない限り読めない。 読み方は〔グミ〕。 グミ科グミ属。 近年流行りの駄菓子のグミはゴムを意味するド…

〔広辞苑で遊ぶ〕vol.03

いつも通り、『広辞苑 第四版』を使用。夏の夜の憂鬱、「蚊」の話題である。☆☆☆☆☆日常生活で使う日本語の中、「蚊」に関しては、良く知られた単語を頭の中で整理してみると私の場合では、 〔ヤブカ〕〔アカイエカ〕〔ハマダラカ〕 の3つである。☆☆☆☆☆まず〔…

〔昆虫の名前の中のカタカナ〕

昆虫図鑑を眺めていると、ダビドサナエの〔ダビド〕、ラミーカミキリの〔ラミー〕、ベダリアテントウの〔ベダリア〕、ガロアムシの〔ガロア〕等々、「何だろう、この名前は?」という不思議なカタカナ語に出会う。図鑑にもよるが、その由来が記されていない…

〔広辞苑で遊ぶ〕vol.02

前回と同じく、紙媒体の『広辞苑 第四版』を使う。〔ホタル〕を引いてみる。 解説文の中に出てくるのは[ゲンジボタル][ヘイケボタル][ヒメボタル]の3種。各々の種を引いてみると、[ゲンジボタル][ヘイケボタル]の項目はあるが、[ヒメボタル]という項目は載っ…

〔辞典を題材にした本〕

辞典を題材にした本。 手元にあるものをいくつか紹介しよう。☆☆☆☆☆『国語辞典の遊び方』 サンキュータツオ著/角川文庫/2016巻末の解説には、辞書編纂を描いて本屋大賞を受賞した『舟を編む』の三浦しをん氏。国語辞典限定ではあるものの、様々な辞典の個性…

〔変な辞典〕

世の中の辞典には“読むための辞典”という分野が存在する。『悪魔の辞典』 A.ビアス著/角川文庫/1975 元は週刊誌記事(1881~1906)であるらしいが、多大なる影響力があったようで、 『噴飯 悪魔の辞典』 安野光雅・なだいなだ・日高敏隆・別役実・横田順彌…

〔Gの方言名〕

台所の嫌われ者、G。 ネット上では、名前を文字にするのも嫌!という人々から通称“G”と呼ばれている。 私は千葉県民だが、子供時代には両親が「へーはち」と呼んでいたのを記憶している。子供時代に見た昆虫図鑑に別名「あぶらむし【油虫】」と載っていた…